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2008/03/04 火曜日 14:51:08 JST |

知人が関わっている子育て支援のホームページ、「人人ヴィレッジ」が開設すると聞いたので手紙を書いてみようと思いつきました。
文を書くのは不得手で自分が何かを頑張っている訳ではないが、5年間ベビーシッターとして子どもと過ごした経験があるのでそこから感じた物を書こうと思います。 
NPO法人みやざき子ども文化センターの「キッズルーム」にベビーシッターとして参加をしたのは高校の2年生の時で、当初は「子どもが好きだから」と云う簡単な理由でした。
だから、まさか5年間も子ども達の成長に関わるとは思っていませんでした。
高校を卒業するにあったって何をして良いか分からなかった自分は進路を考えるのが面倒臭かったのもあり、友達が受験すると言っていたデザインの専門学校へ入学する事をあまり深く考えずに決めました。
しかも、興味のあった家具や建築デザインを学べたら良いと考えており、その事を一生の職業としていこうとはまったく考えていませんでした。
その専門学校での生活はとても辛く、課題で一週間寝むれない日もよくありました。
何度も学校を辞めようと考えましたが、日曜日に会う赤ちゃんや幼児、小学生と触れ合う度に心は癒され「まだ頑張れる」と自分に言い聞かせることが出来ました。
癒される心を感じる度に、何か子どもに恩返しがしたいと漠然と思うようになり、学校で自分が学んでいた建築や家具のデザインを子ども用に考え、家具や遊具を通して家族が触れ合うことが出来る物を考える様になっていました。
思えばその時から「ただの子ども好き」が「子どものことを考える子ども好き」になっていたのではないだろうかと思います。
大した物を創る事は出来ませんでしたが、卒業制作でも子どもと親の触れ合いを促す家具を提案していました。
専門学校の3年間を終え、奇跡的に卒業の出来た自分は就職を機にベビーシッターをやめて仕事に専念しだしました。
仕事の合間に遊具や家具の簡単なデザインをしていましたが、実際に創ることは無く子どもと関わることも無くなってしまいました。
仕事は大きな失敗も無くある程度順調でしたが、どこか物足りなく時々ベビーシッターをしていた時の事を思い出すようになっていました。
去年、体調を崩して仕事を長く休んでいる時に今の子どもを取り巻いている社会の状態や家庭環境、教育現場の状況を知りました。
その時に、自分はまだ今の子どもがおかれている状況を分かっていなかったことに気が付きました。
ここでは深く書きませんが、そんな中で少しでも子どもの成長にプラスになればと想い仕事を辞めて保育士の資格を取ろうと決め、保育科のある短大を今年受験しました。
まだ結果は分かりませんが、きっと受かっていると前向きに考えています。
きっと、こんな考え方が出来るようになったのも、近くで子どもの成長や親の子どもへの関わり方を見ることが出来たからだと思っています。
「子どもは勝手に成長する」と昔から言いますが、それは地域全体が子どもを見守っていたおかげであり、今の世の中では大人たちが自分のことに一生懸命すぎて近所の子どもに関心を向けるのも難しいことだと、どこかで聞いた記憶があります。
ベビーシッターとしての経験と短大で学ぶ保育をうまく組み合わせて、子どもの成長だけではなくその周りを取り巻く環境にも知識を広げていきたいと思います。
このサイト「人人ヴィレッジ」を見た人が、少しだけでも自分以外のことに関心を持ってもらえれば良いなと思っています。
奥村 遊
2008/03/18
【第1回】神山 智也さん 【第2回】井上 志保さん 【第3回】新名 典忠さん
【第4回】奥野 克美さん 【第5回】海江田 和子さん 【第6回】神田 猛さん
【第7回】折田 安史さん 【第8回】奥村 遊さん 【第9回】土田 浩さん
【第10回】日高 亜矢さん
【第11回】後藤 隆宏さん
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最終更新日 ( 2008/03/28 金曜日 10:31:07 JST )
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